「らしく生きよう。」

「らしく生きよう。」
人間らしく。動物らしく。自分らしく。

これはあなたへのエールであり、私自身へのエールでもあります。そういう言葉をHIIRAGI OUTFITTERSの企業理念として掲げることにしました。行先を見失った時や疲れ果てて夜空を見上げた時に、北極星のように道標となってくれることを期待して。

私たちは他の誰かと自分を比べて自らを卑下したり、他者と上手く付き合えずに疲れてしまうことがある。そうならない1番のコツは何かに夢中になることだ。何かに夢中になっていると、他人のことなんて気にもならない。

努力を努力と思わず、孤独を孤独と感じず、誰の目線も気にならない。無敵モードとも言える。あなたがあなたらしくいられるのは、そんな時ではないだろうか。

だけれど無敵モードにも必ず終わりはやってくるし、そもそも夢中になれるものを見つけるのは案外難しい。夢中になれるものがある人はむしろ幸運だ。

同じ地球で生きる
動物たちはどうだろう?

ここで、同じ地球で生きる他の動物たちに目を向けてみる。

エゾシカはヒグマの爪や牙に憧れたりするのだろうか。ヒグマは楽しそうに群れるエゾシカを羨むだろうか。エゾシカはエゾシカであることを、ヒグマはヒグマであることを疑うことなく生きている。

そして野生動物たちは、過去でも未来でもなく今(とすぐ先の未来)だけを見て生きている。

僕ら人間はどうだろう?多くの人が過去に縛られ、未来を心配し、他人と比べながら生きている。そのせいで、何かに夢中になろうとしている自分の中の小さな声に耳を塞いではいないだろうか。

とは言え、簡単じゃないことは分かっている。それが他の動物にはない「人間らしさ」だからだ。

HIIRAGI OUTFITTERSは自分らしく生きようとする人を応援したい。変わり者だと後ろ指を指されようとも自分らしく生きる人。バランスをとりながら自分らしく生きる人。自分らしさより誰かを大切にして生きる人も。

これはあなたや私自身へのエールである。

人間らしく。動物らしく。自分らしく。

「らしく生きよう。」

カレーライスのカレー抜き

SNSで承認欲求を満たしたいのだが、ドヤ顔できるアウトドア活動をしていない。写真も動画もない。チヤホヤされたいけど何もない。

現在、HIIRAGIホソハタは脚を骨折し自宅療養を余儀なくされている。外に出られないアウトドアマン。翼の折れたエンジェル。カレーライスのカレー抜きである。

こんな時こそ座学に努めようと本を開くのだが、怪我した脚を庇いながら長い時間椅子に座っているのはなかなかしんどい。ソファなんて洒落たものは無いので布団を敷いて横になる。そして寝る。起きる。腹が減る。飯を食う。本を読む。寝る。

身体が怪我を治したがっているのか、寝ても寝ても寝られる。なーんて思っていたけどそれも始めの数日だけ。昼に寝過ぎて夜に寝られましぇーん。

眠れぬ夜はあの人のことを想う…なんてこともない。真面目な話(急に)手帳やノートを開いてHIIRAGIや自分、家族、仲間のことを考えるようになった。果ては日本の行く末や環境問題まで。

EVERNOTEの古いノートを見返しているとこんな言葉がメモしてあった。

「幸せを数えたら、あなたはすぐ幸せになれる。」(ショーペンハウアー)

僕らはもう十分持っている。幸せだ。

足元の幸せ。失って気付く

何の話?って野草の話。いつだってそこにあるし、いつでも摘めると思っていた。春夏秋。季節のほとんどをとても楽しく過ごしてしまった。享楽じゃない。自分なりに有意義に、大切に。

気が付くと冬。木々の葉は落ち野草は枯れた。摘み損ねた。分かっていたのに分かっていなかった。

体調を崩したときは、いつも摘んでおいた乾燥ヨモギでお茶を淹れる。のどが痛い時、咳が出る時はオオバコもブレンド。アレルギーにはドクダミ。もうぜーーーーんぶ飲み切ってしまった!オーマイガ!!

こんなにも野草に頼っていたのかと気付かされた。深く繋がっていたのに断ち切ってしまった。

こんな自分のどの口が言うんだ?という感じだけれど、野草に目を配る暮らしは小さな感動が満ちている。僕の好きな野草は雑草なんて呼ばれているものばかりだから、すぐそばで見つかる。

通勤の途中、近所の公園、川原、いつも行く里山。秘かに佇んでいたり、派手にやってたり。それなのに、どこにでもあるはずなのに、いざ探すと見付からなかったりもする。それも分かっているから出会った時はやっぱり嬉しい。

気付いていないだけで、毎日の生活の中には小さな幸せが散りばめられている。野草はそれを教えてくれる。